パイライトインクォーツは、パイライトと呼ばれる鉄と硫黄が合わさった硫化鉱物が含まれたクォーツのことを指します。
パイライトの名前は、ギリシャ語でpyr（火）、ite（鉱物）を組み合わせて名付けられました。パイライトを打ち付けると火花が飛び散るため、かつて火打ち石として利用されていたことが所以とされています。鉱物名は、クォーツ。

パイライトを含むクォーツは、インクルージョン（内包物）の周りが濁るため、透明度の高いパイライトインクォーツは非常に希少性が高いといわれています。　

パイライトは他の鉱物にも内包されていることが多く、ダイヤモンド、エメラルド、サファイアなどにも存在することがあります。ラピスラズリで見られる金色の模様も、パイライトによるものです。

こちらに出品のブレスレットも、大振りの輝くパイライトが各玉に丸ごとインクルージョンしてます。
しかも、周りのクォーツが濁る事なく、高い透明度を保ってます。
直径約11mm、12mmも混入、全18個、ブレス内径約53mm位。

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鉱物学トリビア！
硫化鉱物であるパイライトは、高温脈鉱床中・火成岩・接触変成鉱石鉱床・ペグマタイト・石灰層・変成堆積岩中などから産出します。鉱山でしばしば産出されるポピュラーなものですが、水晶にパイライトがインクルージョンされた形態はたいへん珍しいものです。
水晶に含まれるパイライトの結晶は細かいものも多く、ルーペで拡大してようやく確認できるものもあります。パイライトの原石はサビが出たり黒ずんだりしやすい性質がありますが、水晶に内包されることにより変質せず、美しさを保つことができます。